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ファンタジー/精神魔法

呪文リスト

四元素系物理系精神系知覚系魔力付与系邪悪系

四元素系

呪文LV7

<風>トランスファー・サウンド(音運び)

・集中:2ラウンド
・疲労:1
・射程:20m
・持続:30ラウンド
・範囲:一地点
 術者や術者の周辺(半径2m程度)で集音した音や声を、目標とした地点から発生させます。あるいは、その逆(ある地点の半径2m程度で集音した音や声を、術者の眼前で発生させる)も可能です。重ねて呪文を行使すれば、双方向性を持たせることができます。

<土>ストーン・スキン(石の守り)

・集中:2ラウンド
・疲労:1
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 この呪文に守られている者は、石の守りを受けた皮膚によって、物理ダメージを2減少させることができます。ただし、あらゆる肉体的行動のロール値が−1されます。
 この物理ダメージに対する耐性は、装甲無視クリティカルによって無視されることはありません。

<水>フロート(浮力)

・集中:1ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体もしくは物品一点
 これは重量を軽くする呪文ではありません。本来ならば水に沈むはずのものに浮力を与える呪文です。術者に見えている対象であれば、沈んでいるものを1ラウンドに5mの速さで浮上させることも可能です。

<火>ティンダー(着火)

・集中:2ラウンド
・疲労:1
・射程:−
・持続:1ラウンド
・範囲:術者
 術者の指先から、マッチの炎程度の小さな種火が起こります。燃えやすいものに着火させるには十分な火勢です。

呪文LV8

<土>アース・テンタクル(土の触手)

・集中:2ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:5ラウンド
・範囲:一地点
 地面から土でできた触手を湧き出させ、Lサイズまでの目標一体の片足を絡めとります。絡め取られた者は、触手が消えるまで移動ができません。また、肉体的な行動のほとんどに−2のペナルティを受けます。

<水>ウォーター・スキン(水の守り)

・集中:2ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 目標が炎や熱による攻撃を受けた場合に、装甲によるダメージ軽減の前にダメージを半減させることができます(端数切捨て)。その後さらに、通常のルールに則って、装甲によるダメージ軽減をおこなってください。

<水>シンク(沈降)

・集中:3ラウンド
・疲労:1
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体もしくは物品一点
 これは重量を重くする呪文ではありません。本来ならば水に浮くはずのものから浮力を失わせる呪文です。術者に見えている対象であれば、浮いているものを1ラウンドに5mの速さで沈降させることが可能です。

<火>ファイア・ウェポン(炎の武器)

・集中:2ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:武器一点
 武器に魔法の炎を宿らせます。この呪文をかけた武器でダメージを負った者は、炎によりさらにダメージを余分に2点負います。もし炎に弱い生き物であれば、受けるダメージが2倍になります。いずれの場合も、ダメージを負わなかった場合には何の効果もありません。

呪文LV9

<風>エア・ブレード(風の刃)

・集中:1ラウンド
・疲労:3
・射程:20m
・持続:完結
・範囲:一体
 術者の指先から、三日月状に薄く光る風の刃を放ちます。この風の刃は狙いを外すことはありません。ダメージは、PS「+2」C値「−/10」です。

<風>エア・ピュリフィケーション(空気浄化)

・集中:3ラウンド
・疲労:2
・射程:−
・持続:完結
・範囲:術者/半径5m
 毒や悪臭が漂う空間の空気を、一瞬で浄化します。

<水>ウォーター・ピュリフィケーション(水浄化)

・集中:3ラウンド
・疲労:2
・射程:接触
・持続:完結
・範囲:術者/半径5m
 毒や味がついた水を、一瞬で浄化します。水に溶け込んだ粉末(塩・砂糖など)は消えますが、大きな固体は失われることなく残ります(もしもシチュー鍋にこの呪文を行使すれば、具材が鍋底に沈殿して上層部に真水ができます)。魔法の水や血液などは水になりません。

<火>ファイア・ボルト(炎の矢)

・集中:1ラウンド
・疲労:3
・射程:10m
・持続:完結
・範囲:一体
 術者の指先から炎の矢を放ちます。この炎の矢は狙いを外すことはありません。ダメージは、PS「+4」C値「−/10」です。

呪文LV10

<風>サイレンス(静寂)

・集中:4ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:任意の地点/半径5m
 一切の音が発生しない空間をつくります。その空間で発生するはずの音が外部に漏れないのはもちろんですが、外部から聞こえてくるはずの音も、空間の中では聞くことができません。

<風>ウィンド・ローブ(風の守り)

・集中:4ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 必要STが2のダガー程度の飛び道具なら、すべて逸らしてしまいます。

<土>ストーン・ブリット(石の弾丸)

・集中:2ラウンド
・疲労:3
・射程:10m
・持続:完結
・範囲:一体
 術者の手のひらから握りこぶし大の石の弾丸が猛スピードで飛んでいきます。この石の弾丸は狙いを外すことはありません。ダメージは、PS「+5」C値「4/−」です。

<水>トーラント(激流)

・集中:2ラウンド
・疲労:3
・射程:10m
・持続:完結
・範囲:一体
 術者の手のひらから激流がほとばしります。この激流は狙いを外すことはありません。ダメージは、PS「+2」C値「4/−」です。抵抗に失敗した場合は、ダメージを受けるだけでなく、凄まじい水の勢いによってさらに不利な状況に追い込まれるかもしれません。
 地上にいてサイズが2S以下の者は、ただちに転倒したうえに術者から20m離れた地点まで押しやられてしまいます。地上にいてサイズがM以下の者は、ただちに転倒してします。サイズがL以上の者や空中に飛行・浮遊している者は、一時的にバランスを崩すだけで済みます(バランスを崩しているものは、次の自分の手番が終了するまで、あらゆるロール値に−2のペナルティを受けます)。

呪文LV11

<風>ウインド・ストーム(嵐)

・集中:4ラウンド
・疲労:3
・射程:20m
・持続:5ラウンド
・範囲:任意の地点/半径5m
 突如、突風が吹き荒れる嵐を巻き起こします。嵐の中では移動力が半分になり、あらゆる肉体的行動のロール値が−1されます。また、あらゆる飛び道具はまともに使えなくなるでしょう。

<土>アース・ウォール(土の壁)

・集中:4ラウンド
・疲労:3
・射程:10m
・持続:20ラウンド
・範囲:任意の地点/幅9m×高さ6m×厚さ3m以内
 土でできた壁をつくりだします。

<火>ファイア・ウォール(炎の壁)

・集中:2ラウンド
・疲労:4
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:任意の地点/幅9m×高さ3m×厚さ3m以内
 燃えさかる炎の壁をつくりだします。この壁を通り抜ける(もしくは術者が何者かを狙って炎の壁を出現させた)場合に受けるダメージは、PS「+5」C値「−/10」です。このダメージは壁の外に出るまで、1ラウンドごとに受けてしまいます。

<水>アクア・ラング(水中呼吸)

・集中:5ラウンド
・疲労:1
・射程:20m
・持続:6時間
・範囲:一体
 水中で自由に呼吸ができるようになります。
 水泳中に呼吸の確保を意識しないで済むことは、非常に大きなアドバンテージとなるでしょう。全力水泳および通常水泳の際には、疲労する可能性が生じる移動距離に関する記述をすべて3倍に読み替えて処理してください。脱力水泳の場合には、普通に歩いている程度にしか疲れません(「疲労」は、ほぼ生じないと考えてかまいません)。
 また、この呪文の影響下にある者は、さすがに第三者が聞きわけられるほどの明瞭な発声はできないものの、水中であってもチャントをともなった呪文詠唱が可能です。

呪文LV12

<風>ライトニング・ボルト(雷光)

・集中:3ラウンド
・疲労:5
・射程:20m
・持続:完結
・範囲:直径1m×長さ20m
 術者の手のひらから、稲妻が放出されます。この稲妻は、範囲内にいるすべての者を巻き込みます。ダメージは、PS「+7」C値「4/−」です。

<火>ファイア・ボール(火球)

・集中:3ラウンド
・疲労:5
・射程:20m
・持続:完結
・範囲:任意の地点/半径5m
 術者の手のひらから放たれた小さな火の玉が任意の地点へ着弾すると同時に爆発します。この爆発は、範囲内にいるすべての者を巻き込みます。ダメージは、PS「+9」C値「−/10」です。

<水>アクアティック(水棲化)

・集中:5ラウンド
・疲労:3
・射程:接触
・持続:1時間
・範囲:一体
 アクア・ラングとまったく同様の効果に加えて、水中でも陸上と変わらないかのように自由に動き回れるようになる呪文です(水中行動のペナルティを免れます)。水面の乱れや水流によるペナルティも、1/2で済みます(端数切捨て)。
 水底に足がついていれば、戦闘ですら水によるペナルティを受けずに行なえます。ただし、浮いてる状態のときには水中行動のペナルティは免れますが、その状態で行使するあらゆるスキルに対して、【水泳】が制限スキルとなります。

呪文LV13

<水>アイス・ストーム(氷の嵐)

・集中:3ラウンド
・疲労:6
・射程:20m
・持続:5ラウンド
・範囲:任意の地点/半径5m
 突如、氷の破片を無数に含んだ嵐を巻き起こします。この嵐の中にいる者は凍てつく氷片によって、毎ラウンド、PS「+8」C値「4/−」のダメージを受けます。
 また、嵐の中では移動力が半分になり、あらゆる肉体的行動のロール値が−1されます。

<火>ファイア・ストーム(炎の嵐)

・集中:3ラウンド
・疲労:6
・射程:20m
・持続:5ラウンド
・範囲:任意の地点/半径5m
 突如、炎が逆巻く嵐を巻き起こします。この嵐の中にいる者は逆巻く業火によって、毎ラウンド、PS「+6」C値「−/10」のダメージを受けます。
 また、嵐の中では移動力が半分になり、あらゆる肉体的行動のロール値が−1されます。

呪文LV14

<土>ペトリフィケーション(石化)

・集中:4ラウンド
・疲労:6
・射程:10m
・持続:永続
・範囲:一体もしくは物品一点
 任意の目標を石化します。抵抗に失敗した目標は、呪文が発動したラウンドの最後に足元が石化します(移動を含めて足を使う行動は不可、足が封じられていても何とかなりそうな肉体行動のロール値−2)。次のラウンドの最後には胸より下が石化します(ほとんどの肉体行動が不可、両手だけで何とかなりそうな肉体行動のロール値−4)。そしてさらにその次のラウンドの最後には、両肩から頭まで(つまり全身)が石化してしまいます。
 石化した者は、石化をディスペル・マジックによって解除してもらえれば、生身の肉体に戻ります。肉体(石像?)が傷ついていれば、石化が解除された時点でそれなりの生傷としてダメージを受けます。もしも一部が欠損していれば、石化が解除された時点で、その部位についても失われます。石像の段階で丁寧に繋ぎ合わせてから石化を解除すれば、その部位は繋がった状態で生身の肉体に戻ります。

物理系呪文

呪文LV7

テレキネシス(念動)

・集中:2ラウンド
・疲労:1〜
・射程:10m
・持続:1ラウンド〜
・範囲:スキルLVの二乗×100gまでの物体
 手を触れずに物体を動かす呪文です。術者は物体を凝視できなくてはなりません。動かすスピードは、移動力「5」程度です。一度呪文を発動させたら、集中している限りは特に判定の必要なくコントロールできます。ただし、動かし続けている間は、毎ラウンド疲労します。
 実際に手を用いて動かす場合にも判定が必要なくらい複雑な動きをさせる場合には、GMが難易度を設定して目標ロールをさせてください(テレキネシスを発動させるときと同じ方法でロール値を算出しますが、あくまでも複雑な動きをクリアできたかどうかの判定です)。

エネルギー・ボルト(魔力の矢)

・集中:1ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:完結
・範囲:一体
 術者の指先から魔力の矢を放ちます。この魔力の矢は狙いを外すことはありません。ダメージは、PS「+1」C値「−/10」です。

レビテーション(浮遊)

・集中:5ラウンド
・疲労:対象物体の重量÷10(端数切捨て)
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:物体ひとつ
 目標(術者でもかまいません)を任意(数センチ〜5mくらい)の高さまで浮かせます。地表からの高さは、移動力5程度のスピードで自由に変動させることができますが、水平方向へは一切動かせません。

呪文LV8

ウィークネス(弱体化)

・集中:2ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 目標のSTを1低下させます。これによってPSも低下するはずです。また、装備品の必要STによっては、行動にペナルティを受けることになるでしょう。
 ただし、この呪文によってHPが変化することはありません。

ストレンクス(剛力)

・集中:2ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 目標のSTを1増加させます。これによってPSも上昇するはずです。また、必要STが普段のSTより大きな装備品を扱うことができるでしょう。
 ただし、この呪文によってHPが変化することはありません。

スロー(のろま)

・集中:3ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 目標の移動力を半分(端数切捨て)にします。

呪文LV9

ヘイスト(高速化)

・集中:4ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 目標の移動力を倍にします。

インクリース・ウェイト(重量付加)

・集中:3ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:30ラウンド
・範囲:一体もしくは物品一点
 対象の重量を1kg増やします。武器や楯は、必要STが2上がり、それにともないPSも増加します。鎧は必要STが1上がりますが、装甲は術前のまま変化しません。

ディクリース・ウェイト(重量軽減)

・集中:3ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:30ラウンド
・範囲:一体もしくは物品一点
 対象の重量を1kg減らします。これによって重量が1g以下になることはありません。
 武器は必要STが2下がり、それにともないPSも減少します(C値などはそのままです)。楯や鎧は必要STが1下がりますが、装甲は術前のまま変化しません。

呪文LV10

フォーリング・コントロール(任意降下)

・集中:0ラウンド
・疲労:対象物体の重量÷10(端数切捨て)
・射程:30m
・持続:着地するまで
・範囲:落下中の物体ひとつ
 この呪文は念じた瞬間に発動します。目標(術者でもかまいません)の落下速度を移動力「1〜5」の範囲で調節できます。

シェイプ・チェンジ(変身)

・集中:4ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:1時間
・範囲:一体
 目標(術者でもかまいません)を任意のものに変身させます。ただし、変わるのは外観だけです。総体積があまりにも異なるものには変われません。術者は、持続時間が切れる前に、任意のタイミングで呪文を解除(=もとの姿に戻す)してもかまいません。
 無生物に変身したときは、自分の意志で動いたりすることは当然できなくなりますが、感覚や思考は保っていられます。

呪文LV11

ハードナー(硬化)

・集中:5ラウンド
・疲労:2
・射程:接触
・持続:30ラウンド
・範囲:物品一点
 目標の硬度を鋼鉄並みに上げます(重量は変わりません)。非金属鎧は金属鎧としての長所と短所を帯びます。鞭やロープはそのままの形で固まります。

ソファナー(軟化)

・集中:5ラウンド
・疲労:2
・射程:接触
・持続:30ラウンド
・範囲:物品一点
 目標の硬度をコンニャク並みに下げます(重量は変わりません)。鎧であれば装甲が「1」になります。武器はグニャグニャなので、まったく使い物になりません。
 呪文の効果が切れたときは、現状の形状のまま、もとの硬度に戻ります。大抵において、武器も鎧も使い物にならなくなっていることでしょう。持続時間が過ぎると、形状記憶のような感じで、原状回復します。

呪文LV12

リターン(帰還)

・集中:2ラウンド
・疲労:6
・射程:−
・持続:完結
・範囲:術者
 あらかじめ指定しておいた場所へ、一瞬にして移動します。術者は50kgまでの「荷物」なら一緒に運べます。

フライ(飛翔)

・集中:4ラウンド
・疲労:4
・射程:−
・持続:30ラウンド
・範囲:術者
 術者は自由に空中を移動できます。移動力は「10」です(装甲による移動力修正の影響を受けます)。
 この呪文で空中を移動できる状態にある者は、「上空からの攻撃」が可能になります(「基本ルール/戦闘>特殊な状況>その他の特殊な状況>上空からの攻撃」を参照)。

呪文LV13

トランスフォーム(完全なる変身)

・集中:6ラウンド
・疲労:3
・射程:10m
・持続:1時間
・範囲:一体
 目標(術者でもかまいません)を任意のものに変身させます。外観だけでなく、能力も変身したものに依存します。術者は、持続時間が切れる前に、任意のタイミングで呪文を解除(=もとの姿に戻す)してもかまいません。
 無生物に変身したときは、自分の意志で動いたりすることは当然できなくなりますが、感覚や思考は保っていられます。

呪文LV14

テレポート(瞬間移動)

・集中:1ラウンド
・疲労:特殊
・射程:接触
・持続:完結
・範囲:特殊
 目標(術者本人でもかまいません)を、任意の場所へ瞬間移動させます。よく知っている場所であれば、頭の中でその場所をイメージして念じれば移動できます。移動する距離と移動する方向を正確に念じれば、壁の向こう側へと移動することも可能です(その先に空間がない場合には、待っているのは「死」です)。
 必要な疲労は、移動距離に関わらず、移動する者や物の「総重量(kg)÷10」点です。

精神系呪文

呪文LV7

イリュージョナリィ・サウンド(幻聴)

・集中:2ラウンド
・疲労:1
・射程:20m
・持続:30ラウンド以下(術者の任意)
・範囲:物品一点もしくは一地点/半径20m以内
 ある場所を基点にして、呪文の効果範囲に入った者に対して、術者の意図する音声を聞かせます。5ラウンドまでの同じ音声をリピートさせることになります。
 音の種類によって、効果範囲を絞ることが可能です。例えば、大砲の鳴り響く音なら最大限広範囲(半径20m)の者に聞かせれば良いでしょう(それでも足りないくらいです)。しかし、ささやき声なら、そう遠くないところまでしか届かないようにした方が騙しやすいでしょう。
 音源からの距離による適切な補正は働きません。範囲内にいる者すべてが同じ幻聴を聞きます。例えば、「この扉の向こうで太鼓の音が鳴り響いているかのような音がする。音は半径20mに及ぶ」という設定であれば、被術者がその範囲から出ない限り、どこにいようともずっと同じ音量の太鼓の音が聞こえます。
 WP抵抗(呪文の効果範囲に入った瞬間に行ないます)に成功した者は、一切の幻覚を免れます。

イリュージョナリィ・スメル(幻臭)

・集中:2ラウンド
・疲労:1
・射程:20m
・持続:30ラウンド以下(術者の任意)
・範囲:物品一点もしくは一地点/半径20m以内
 術者の意図する匂いや味を感じさせます。複数の匂いを混ぜ合わせることはできますが、途中で匂いに変化をつけたりすることはできません。
 匂いの種類によって、効果範囲を絞ることが可能です。例えば、凄まじい腐敗臭であれば半径20mの者に気づかせれば良いでしょう。しかし微かな花の香りならその地点からそう遠くないところまでしか届かないはずです。
 匂いの元からの距離による適切な補正は働きません。範囲内にいる者すべてが同じ幻臭を感じます。例えば、「この樹から強烈な悪臭が放たれていると感じる。悪臭は半径10mに及ぶ」という設定であれば、被術者がその範囲から出ない限り、ずっと同じ程度の悪臭が続きます。
 WP抵抗(呪文の効果範囲に入った瞬間に行ないます)に成功した者は、一切の幻覚を免れます。

イリュージョナリィ・ヴィジョン(幻影)

・集中:2ラウンド
・疲労:1
・射程:20m
・持続:30ラウンド以下(術者の任意)
・範囲:物品一点もしくは一地点
 術者の意図する光景を見せます。動きがある幻影の場合は、最長5ラウンドの動きをリピートさせることになります。また、影については、術者が意図したとおりのものが画一的に付帯します。したがって、光源の角度や明度に変化が起こったような場合は、違和感のある影となる可能性があります。
 呪文のかかっている地点が視界に入った者すべてが、この幻覚に見舞われる可能性があります。リピートさせる映像は、被術者の視界から対象が消えた瞬間にリセットされます。例えば、ある家の窓に「窓を見た瞬間にカーテンの隙間から通りを見下ろしていた男がカーテンの奥に引っ込む」という幻覚を仕込んだ場合、窓を見た瞬間のWP抵抗に失敗すれば、謎の男がカーテンの向こうへ消える姿が見えます。しかし、「イリュージョナリィ・ヴィジョン」の性能上、じっと窓を見つめ続けていれば5ラウンド後には、再び謎の男がカーテンの隙間から現れてすばやく隠れます。窓から一度目を離してからもう一度窓を見たときにも、幻覚の動きがリセットされるので、もう一度同じ幻覚を見ることになります。
 WP抵抗(呪文の対象が視界に入った瞬間に行ないます)に成功した者は、一切の幻覚を免れます。

呪文LV8

ブレイブ(勇猛)

・集中:2ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 恐怖心を麻痺させ、恐れをしらない状態にします。戦闘においては、攻撃が+2、防御行為が−1されます。

フィア(恐慌)

・集中:2ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:5ラウンド
・範囲:一体
 恐怖心を喚起させ、パニック状態にします。戦闘においては、我先に逃げ出そうとします。逃げ場がない場合は、やぶれかぶれで手近の者に襲いかかります(攻撃、防御行為ともに−2)。

コンフュージョン(混乱)

・集中:2ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 記憶や感情を瞬間的にかき乱し、放心状態にします。自分が何者で、なぜそこにいるのか、まったく分からなくなります。戦闘においては、自分に何ができるのかも分からないため、身を守ることに専念しながら状況の把握に務めようとします。
 混乱中の判断基準は、一般常識に照らしたものとなります。例えば、女性と男性とが争っていれば、たとえ女性が本当は親の敵であろうとも(もちろんそんなことは分からなくなっています)、女性に加勢したくなるでしょう。あるいは、誰かから攻撃されれば、敵だとみなすでしょう。親しげに話しかけてくれば、仲間だと思うでしょう。
 敵とみなした相手に攻撃する場合には、たとえ魔法などの特殊な攻撃手段を本来習得していたとしても、物理的な反撃しかできません。

呪文LV9

スリープ(眠り)

・集中:2ラウンド
・疲労:3
・射程:10m
・持続:100ラウンド
・範囲:一体
 自律神経を瞬間的に狂わせ、眠りに誘います。呪文が発動した次のラウンドから瞬間的に眠りに落ちます。普通の睡眠状態ですから、常識的に考えて目が覚める状態(大きな音がする、身体を蹴飛ばしてもらうなど)になれば、眠りから覚めます。
 眠りから目覚めた者は、次の1ラウンドを状況把握に費やします。その次の1ラウンドで、転倒状態から復帰します。

ミラー・イメージ(分身幻影)

・集中:3ラウンド
・疲労:2
・射程:20m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 術者と同じ動きをする幻影を見せます(術者に影がある場合は、同じような影もついています)。幻影の出現場所や向きは術者の任意ですが、術者と同じ動きをするだけなので、使い勝手はあまりよくないでしょう。極端に術者と違う向きを向かせると、当然、影の場所が理屈に合わなくなってしまいます。
 この呪文を戦闘時の目くらましとして使用した場合は、GMが常識を働かせて判断してください。例えば、まず術者(プレイヤーもしくはマスター)が攻撃者には内緒で右左どちらが本物であるかを紙に書き、攻撃者は勘でどちらを攻撃するかを選ぶようにする方法などが考えられます。
 ただし、本物を見破った場合でも、幻影は依然として煩わしくその場に存在するかのごとく見えているので、攻撃・防御・呪文・抵抗などを含む術者とのあらゆる比較ロールにおいて、−1のペナルティを受けます。本物を見破るまでに当て推量で攻撃する場合などは、ペナルティなしで攻撃できます。もちろん、2分の1の確率で幻影を目標としてしまい、行動そのものが無駄になる可能性はあります。

ホールド(金縛り)

・集中:2ラウンド
・疲労:3
・射程:20m
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 目標の伝達神経を麻痺させ、身体を動かしたくても動かせない状態にします。
 この呪文の効果を持続させながら術者が別の行動をとる場合には、1ラウンドごとに3点を疲労してしまいます。他に何の能動的な行動もとらない場合には、疲労なしで呪文を継続できます。

呪文LV10

イリュージョナリィ・フィーリング(幻触)

・集中:4ラウンド
・疲労:2
・射程:20m
・持続:30ラウンド
・範囲:物品一点もしくは一地点
 この呪文をかけた物品や場所を触った瞬間に、呪文のロール値を難易度にしてWP抵抗を行なわなければなりません。これに失敗した者は、術者の意図する触感を感じてしまいます。ある物体を違う物質であるかのように思わせること(石ころをスポンジに思わせるなど)もできますし、実際は物体がそこにないのに何かがあるかのような幻覚を与えることも可能です(いずれの場合も、視覚の影響がある限り、騙しとおすことは難しいでしょうが)。
 少し離れていても感じるほどの熱気や冷気、具体的なダメージを伴うような触感を与えることはできません(鋭利な刃物や火傷を負うほどの高熱など)。

チャーム(魅了)

・集中:2ラウンド
・疲労:4
・射程:接触
・持続:100ラウンド
・範囲:一体
 術者を「無二の親友」「最高の恋人」「最愛の家族」だと思い込ませます(術者と被術者の関係から、無理のない設定を術者が任意で選んでください)。

呪文LV11

イリュージョナリィ・ウーンズ(幻覚の負傷)

・集中:4ラウンド
・疲労:2
・射程:接触
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 傷を受けたかのような錯覚を起こさせます。持続時間が過ぎれば、ダメージはすべて無かったものとして回復します。しかし、それまでは実際のダメージとして処理してください(=幻痛によるダメージがもとで死に至ることもありえます)。
 傷は、呪文が効果を表した瞬間に、何の前触れもなく被術者の体に現れます。もちろん幻覚ですから本人以外には見えませんが、いくら周りからそれは幻だと指摘されたとしても、この呪文の効果から逃れることはできません。傷の種類は、以下の中から術者が選択してください。

傷の種類影響
裂傷PS「+5」C値「−/10」
打撲傷PS「+5」C値「4/−」
脱臼PS「+1」C値「−/−」
術者が意図する四肢のひとつが使えなくなる。

トータル・ミラー(総合幻覚を備えた分身)

・集中:4ラウンド
・疲労:3
・射程:接触
・持続:10ラウンド
・範囲:一体
 術者と同じ動きをし、同じ音や声を出す幻影を見せます。幻影の出現場所や向きは術者の任意です。影については、「ミラー・イメージ」に倣ってください。この分身は、術者の匂いや触感も備えています。

呪文LV12

トータル・イリュージョン(総合幻覚)

・集中:4ラウンド
・疲労:4
・射程:接触
・持続:10ラウンド
・範囲:物品一点もしくは一地点
 視覚・聴覚・味覚(嗅覚)・触覚のすべてに影響する幻覚を与えます。動きは与えられません。
 聴覚・嗅覚については半径20mまで、視覚については被術者の視界に入った瞬間から、触覚については触ったときに影響を与えます。これらのうち、最初に影響を及ぼすであろう幻覚に対してのWP抵抗に失敗すると、他の幻覚の影響も適宜受けてしまいます。抵抗ロールに成功した者にとっては、何の幻覚も及びません。
 視覚以外は距離による適切な補正が働かず、範囲内のどの場所でも同じ音や匂いがするし、範囲から出た途端に幻覚はパタリと止んでしまいます。
 また、影については、術者が意図したとおりのものが画一的に付帯します。したがって、光源の角度や明度に変化が起こったような場合は、違和感のある影となる可能性があります。

パーマネント・イリュージョン(永続幻覚)

・集中:0ラウンド
・疲労:+8
・射程:接触
・持続:永続
・範囲:物品一点もしくは一地点
 「イリュージョナリィ・サウンド」「イリュージョナリィ・スメル」「イリュージョナリィ・ヴィジョン」「イリュージョナリィ・フィーリング」「トータル・イリュージョン」「パーフェクト・イリュージョン」と併用することで、永遠にその呪文を発動させる幻覚の基点をつくりだします。仕込ませておく呪文は、いくつでもかまいません。仕込まれている幻覚のうち、最初に影響を及ぼすであろう幻覚に対してのWP抵抗(パーマネント・イリュージョンのロール値が難易度となります)に失敗すると、他の幻覚の影響も受けてしまいます。抵抗ロールに成功した者にとっては、何の幻覚も及びません。
 仕込んである呪文の効果は永続します。呪文が及ぶ範囲は、仕込んである呪文次第です。
 例えば、「イリュージョナリィ・ヴィジョン」と「イリュージョナリィ・フィーリング」によって「この石の指輪はダイヤの指輪に見える。触った感じはかすかに温かい」という幻覚を仕込んだとします。最初にこの石ころを見た者はその瞬間にWP抵抗を行なって失敗すれば、まずそれがダイヤの指輪に見えてしまいます。そして、その瞬間から他のすべての幻覚の影響を受けます。つまり、触れば温かいと感じるわけです。以後は、ただの石ころのはずが、いつまでもダイヤの指輪に見えますし、触れば温かいままだと感じることになります。

呪文LV13

パーフェクト・イリュージョン(完全なる幻覚)

・集中:4ラウンド
・疲労:5
・射程:接触
・持続:30ラウンド
・範囲:物品一点もしくは一地点
 視覚・聴覚・味覚(嗅覚)・触覚のすべてに影響する幻覚で、10ラウンドでひとつのサイクルを繰り返す程度の動きを持たせることも可能です。
 聴覚・嗅覚については半径20mまで、視覚については被術者の視界に入った瞬間から、触覚については触ったときに影響を与えます。これらのうち、最初に影響を及ぼすであろう幻覚に対してのWP抵抗に失敗すると、他の幻覚の影響も適宜受けてしまいます。抵抗ロールに成功した者にとっては、何の幻覚も及びません。
 視覚だけでなく聴覚・嗅覚についても距離による適切な補正が働くため、呪文の中心から遠ざかれば音や匂いの影響は小さくなります。ただし、範囲から出た途端に幻覚はパタリと止んでしまいます。
 また、影については、術者が意図したとおりのものが画一的に付帯します(10ラウンドでひとつのサイクルを繰り返す程度の動きを持たせることは可能)。したがって、光源の角度や明度に変化が起こったような場合は、違和感のある影となる可能性があります。

呪文LV14

コントロール・マインド(精神支配)

・集中:3ラウンド
・疲労:6
・射程:接触
・持続:100ラウンド
・範囲:一体
 精神を完全に支配し、術者の意のままに操れます。精神を支配されている者は、その間の記憶もあるし、感情も残っています。

知覚系呪文

呪文LV7

センス・マジック(魔力感知)

・集中:2ラウンド
・疲労:1
・射程:−
・持続:10ラウンド
・範囲:術者/半径10m
 視界にあるものに魔力が宿っていれば、そのものが淡い光を放ちます。

ソナー(超音波)

・集中:2ラウンド
・疲労:1
・射程:−
・持続:100ラウンド
・範囲:術者/半径10m
 一切の光がない暗闇でも、おぼろげに周囲の物質の存在を感知できます。色などは分かりませんが、物質の表面についての大雑把な情報は得られます(「前方に人型のものがあって、こちらに向かって歩いているようだ。その表面(表皮?)は、人のようではなく、細かいぶつぶつがあって、君は大型のトカゲの皮膚のような印象を受けた」など)。
 GMは暗闇で自由に飛び回るコウモリをイメージして、適切に処理してください。

サーモグラフィ(赤外線温度感知)

・集中:2ラウンド
・疲労:1
・射程:−
・持続:100ラウンド
・範囲:術者/半径10m
 外気の温度に比べて温かいものほど赤く、冷たいものほど青く見えます。物の輪郭はぼやけてしまい、はっきりとは分からなくなります。

呪文LV8

テレオーディオ(遠隔聴力)

・集中:3ラウンド
・疲労:1
・射程:−
・持続:100ラウンド
・範囲:術者/半径100m
 実体のない魔法の耳を遠隔地へと伸ばし、あたかもすぐ近くにいるかのごとく聞き取ることができます。
 魔法の耳の移動力は最大で「5」です。魔法の耳は、術者に見えている(テレビジョンの効果で見えていてもかまいません)ところまでしか伸びていきません。

テレビジョン(遠隔視力)

・集中:3ラウンド
・疲労:1
・射程:−
・持続:100ラウンド
・範囲:術者/半径100m
 実体のない魔法の目を遠隔地へと伸ばし、あたかも眼前にあるかのように見て取ることができます。
 魔法の目の移動力は最大で「5」です。術者は、物理的に移動が可能な場所であれば、どこへでもこの魔法の目を伸ばしていけます。例えば、閉じた扉の向こう側へは伸ばせませんが、城壁を乗り越えた向こう側へと伸ばすことは可能です。魔法の目の仮想サイズは人の頭サイズです(つまり、人の頭が通過できる隙間があれば、魔法の目を伸ばしていけます)。

呪文LV9

インフラビジョン(赤外線暗視)

・集中:3ラウンド
・疲労:2
・射程:−
・持続:100ラウンド
・範囲:術者/半径10m
 完全な暗闇でも、明瞭に周囲の状態を見ることができます(暗視カメラのような視界になります)。視界はグレー系一色となり、色の違いは分かりません。

クリアボイアンス(透視)

・集中:3ラウンド
・疲労:2
・射程:−
・持続:100ラウンド
・範囲:術者/半径10m
 20cmまでの障害となる物質を透過して、その先にあるものを見て取ることができます。例えば、衣服の下、宝箱の中身、壁や扉の向こう側などを見通すことができます。

呪文LV10

ランゲージ(言語理解)

・集中:4ラウンド
・疲労:2
・射程:−
・持続:100ラウンド
・範囲:術者
 見知らぬ言語を理解できるようになります。任意の言語の【言語】が10LVになります。

キーン・センス(鋭敏知覚)

・集中:4ラウンド
・疲労:2
・射程:−
・持続:100ラウンド
・範囲:術者
 知覚・感覚全般に関する判定ロールのロール値を+2できます。

呪文LV11

センス・リスク(危機感知)

・集中:3ラウンド
・疲労:4
・射程:−
・持続:6時間
・範囲:術者
 【第六感】による危険の感知に+4の修正が付きます。直接の危険でない場合(尾行に気づくかどうか、など)の判定ロールには何の効果もありません。
 センス・リスクの呪文の効果を受けている間は、リード・マインドの対象とされたことに即座に気づきます。

パス・マインド(伝心)

・集中:4ラウンド
・疲労:3
・射程:30mもしくは無限
・持続:30ラウンド
・範囲:一体
 直接の伝達手段によらずに、他者に術者の思考を伝えます。
 相手が良く知っている者(家族、友人など)であれば、どれだけの距離が離れていても可能です。

呪文LV12

ロケーション(探知)

・集中:5ラウンド
・疲労:3
・射程:−
・持続:100ラウンド
・範囲:術者
 術者がよく見知っている物の所在を探ることができます。目的の物がある方向と、だいたいの距離が分かります。

アナライズ・マジック(魔法分析)

・集中:5ラウンド
・疲労:3
・射程:接触
・持続:完結
・範囲:一体もしくは物品一点もしくは一地点
 対象にかけられている、あるいは込められている魔力を分析し、その詳細を知ることができます。難易度は、GMが設定します。いくつもの魔力が込められている場合は、そのそれぞれについて難易度を設定してください。ロール値が及ばなかった魔力については、術者には分かりません。

呪文LV13

リード・マインド(読心)

・集中:5ラウンド
・疲労:4
・射程:30m
・持続:30ラウンド
・範囲:一体
 対象の考えを詳細に読むことができます。その時点で対象がまさに頭に思い浮かべていることしか分かりません。
 この呪文をかけた相手と戦闘をするときは、術者の防御行為においてロール値を+1できます。

魔力付与系呪文

呪文LV7

ロック(施錠)

・集中:2ラウンド
・疲労:1
・射程:10m
・持続:永続
・範囲:扉、箱、窓など一点
 魔法の鍵をかけてしまいます。通常の方法では、この鍵を開けることはできません。
 術者は、望むならば任意の「合言葉」を設定しても構いません。合言葉は、複雑すぎないものであれば何でもかまいません。合言葉を唱えれば、魔法の鍵がかけられている扉や箱などが淡く光り、一度だけ開閉が可能になります。閉じてしまえば、再び合言葉を唱えない限り、開くことはできません。合言葉を設定するならば、疲労がさらに4点余分に必要になります(つまり合計5点の疲労)。

エンチャント・ウェポン(魔法の武器)

・集中:1ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:30ラウンド
・範囲:武器一点
 武器に魔力を帯びさせて、PSを+1します。

プロテクション(防護)

・集中:1ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:30ラウンド
・範囲:一体
 魔法の守りにより、受けるダメージを−1できます。物理的であろうと、魔法によるものであろうと問題ありません。ただし、疲労ダメージには無力です。
 このダメージに対する耐性は、装甲無視クリティカルによって無視されることはありません。

ダークネス(闇)

・集中:1ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:6時間
・範囲:物品一点もしくは一地点/半径5m
 任意の場所を基点として、魔法の闇を作り出します。無生物であれば、闇の基点は基点は術者の杖の先でも机の上のインキ壺でも石畳のある一地点でも、何でもかまいません。基点を動かせば、闇の範囲も動きます。
 この闇は、通常の明かりでは照らし出すことができません。ライトの呪文をぶつければ、闇は消滅します(ただし、ライトの効果も現われません)。

ライト(光)

・集中:2ラウンド
・疲労:1
・射程:10m
・持続:6時間
・範囲:物品一点もしくは一地点/半径5m
 任意の場所を基点として、魔法の光源を作り出します。無生物であれば、光の基点は術者の杖の先でも机の上のインキ壺でも石畳のある一地点でも、何でもかまいません。基点を動かせば、光源も動きます。
 この光は、水や風によって消えてしまうことはありません。ダークネスの呪文をぶつければ、光は消滅します(ただし、ダークネスの効果も現われません)。

呪文LV8

ディスペル・マジック(魔法解除)

・集中:2ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:完結
・範囲:任意の持続している呪文ひとつ
 持続して影響を与える呪文を、無効化します。呪文がかけられたときのロール値を難易度として、判定してください。同値だった場合には、便宜上、決着がつくまで振り直してください。
 この呪文が成功すればほとんどの呪文を解除できますが、一部には特定の呪文でなければ解除できない呪文もあります。ディスペル・マジックで解除できない呪文には、以下のようなものがあります。( )内は、解除に必要な呪文です。( )がない呪文は解除できません。

 ホーリー・サークル/ピース/ドゥエル/召喚魔法全般/アンチ・マジック/ファミリア/クリエイト・ゴーレム/リフレクト・マジック/シェルター/ポイズン(キュア・ポイズン)/ディジーズ(キュア・ディジーズ)/クリエイト・アンデッド/コントロール・アンデッド/カース(リムーブ・カース)/サモン・デーモン/コントロール・デーモン/デーモン・ファミリア/ビカム・アンデッド

カウンター・マジック(魔法耐性)

・集中:2ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:30ラウンド
・範囲:一体
 呪文の目標とされた際の、抵抗ロールが+2されます。

アンチ・マジック(魔法無効)

・集中:2ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:6時間
・範囲:一体もしくは物品一点もしくは一地点
 この呪文をかけられた者は、以後一切の魔力を受け付けなくなります。魔法の飲み薬のような物も、一切効果を及ぼしません。魔法の武器(あるいは魔法をかけた武器)で傷つけられた場合は、アンチ・マジックによって魔法の効果については無効になります(詳細はGMが判断します)。
 すでにかけられていた魔法や、アンチ・マジックの目標となった以外のものに向けられた呪文についても、アンチ・マジックは何ら影響をもたらしません。

呪文LV9

ファミリア(使い魔)

・集中:(使い魔にする生物のLV+1)×4ラウンド
・疲労:(使い魔にする生物のLV+1)×2
・射程:接触
・持続:永続
・範囲:一体
 特定の生き物を使い魔とします。抵抗されてしまうと、何の効果も現れません。
 使い魔の詳細は、使い魔を参照してください。

インビジビリティ(不可視)

・集中:2ラウンド
・疲労:3
・射程:10m
・持続:100ラウンド
・範囲:一体もしくは物品一点もしくは一地点
 この魔法をかけられたものは、限りなく透明なガラスのように光を通してしまいます。したがって、目には見えなくなってしまいます。
 この呪文の効果を持続させながら術者が別の行動をとる場合には、1ラウンドごとに1点を疲労してしまいます。他に何の能動的な行動もとらない場合には、疲労なしで呪文を継続できます。

エクステンション(持続延長)

・集中:4ラウンド
・疲労:1
・射程:接触
・持続:完結
・範囲:持続中の呪文ひとつ
 今現在持続中の呪文に対してこの呪文をかければ、残りの持続時間が倍になります。

呪文LV10

クリエイト・テンポラリー・ゴーレム(一時的従僕)

・集中:1ラウンド
・疲労:特殊
・射程:接触
・持続:100ラウンド
・範囲:一体
 10分間だけ稼動するゴーレムを作り出す呪文です。ゴーレムは、術者の命令を忠実に守りますが、知恵を持ちません。命令の際には具体的な指示を口頭で伝えなくてはなりません。
 この呪文でゴーレムを生み出すときには、元手になる材料などは何も必要ありません。術者は、まったくなにもない眼前の空間に、任意の材質のゴーレムを作り出すことができます。ちなみに、「クリエイト・テンポラリー・ゴーレム」の呪文で作成したゴーレムに「エバーラスティング」の呪文を重ねれば、結果的には「クリエイト・デュアラブル・ゴーレム」の呪文によるゴーレムと同じものを作成したことになります。
 呪文を唱えるために必要な疲労と呪文を成功させるために必要な難易度については、以下の表を参照してください。ロール値が呪文を成功させるために必要な難易度を下回った場合には、呪文は何の効果も及ぼさず、単に術者が疲労ダメージを被るだけに終わります。

ゴーレムの種類疲労難易度
Sサイズのゴーレム14
Mサイズのゴーレム16
Lサイズのゴーレム18
2Lサイズのゴーレム20
ガーゴイル14

クリエイト・スクロール(巻物作成)

・集中:特殊
・疲労:特殊
・射程:接触
・持続:完結
・範囲:呪文ひとつ
 精神魔法の習得に必要な呪文が封じられたスクロールを作成します。精神魔法の使い手は、自分が覚えている呪文を、スクロールにできます。スクロールを作成するのに必要な時間は(呪文LV×呪文LV)×30分です。30分ごとに1点疲労します。1日に作業できる時間は最大でも8時間までです。
 このスクロールは、他の精神魔法の使い手が呪文を習得する際に必要となります。それ以外の用途はありません。誰かが呪文の習得を行なってしまえば、スクロールは白紙の羊皮紙となります。

エンハンス・サークル(魔力強化域)

・集中:4ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:100ラウンド
・範囲:任意の地点/半径10m
 エンハンス・サークルの呪文の範囲内で呪文を唱えると、疲労が半分(端数切捨て)で済みます。ただし、疲労は0にはなりません。呪文を使えば、最低でも1点は疲労します。

呪文LV11

クリエイト・デュアラブル・ゴーレム(永続的従僕)

・集中:8時間
・疲労:特殊
・射程:接触
・持続:永続
・範囲:一体
 永遠に(術者の死後ですらも)稼動するゴーレムを作り出す呪文です。ゴーレムは、術者の命令を忠実に守りますが、知恵を持ちません。命令の際には具体的な指示を口頭で伝えなくてはなりません。
 この呪文でゴーレムを生み出すときには、物理的に必要なだけの材料を確保し、あらかじめ人形(ひとがた)を作成しておく必要があります。この人形は、術者本人の手で作成する必要性はなく、他の細工師などに作らせたものでも構いません。望む材質に関する【細工】スキルで判定ロールを繰り返して一定の完成度に到達すれば、ゴーレムとして使用できる人形が完成します(このときの完成度は、ゴーレムのサイズや巧緻性を考慮した値になっています)。
 呪文を唱えるために必要な疲労と呪文を成功させるために必要な難易度、および人形作成に必要な完成度については、以下の表を参照してください。ロール値が呪文を成功させるために必要な難易度を下回った場合には、呪文は何の効果も及ぼさず、単に術者が疲労ダメージを被るだけに終わります。また、用意した人形は粉々に崩れ落ちてしまいます。

ゴーレムの種類疲労難易度人形作成の
完成度
Sサイズのゴーレム16500
Mサイズのゴーレム10181000
Lサイズのゴーレム15202000
2Lサイズのゴーレム20224000
ガーゴイル15161500

リフレクト・マジック(魔法反射)

・集中:3ラウンド
・疲労:4
・射程:10m
・持続:100ラウンド
・範囲:一体もしくは物品一点もしくは一地点
 この呪文がかかってる間は、あらゆる呪文を跳ね返します。呪文の効果は、術者に返って働きます。

シェルター(結界)

・集中:4ラウンド
・疲労:3
・射程:接触
・持続:6時間
・範囲:一地点/半径5m
 一定時間、生き物を寄せ付けない結界を張ります。
 結界の外にいる生き物は、結界の内側に入ることはできませんし、結界の内側にいる者(ある物)に対していかなる危害を加えることもできません。結界の内側にいる者が自発的に結界から出ることは可能ですが、一度結界から出てしまうと再び内側に戻ることはできません。

呪文LV12

シール・スペル(呪文封入)

・集中:特殊
・疲労:特殊
・射程:接触
・持続:永続
・範囲:物品一点
 精神魔法の呪文を、物品に封じ込めてマジック・アイテムをつくります。
 マジックアイテムをつくるには、まず封じ込める呪文を「設計」することから始めます。設計が済んだら、以下の数式に当てはめて作成に必要な時間を算出してください。

  作成に必要な時間=(呪文LV)×(呪文を1ラウンドで発動するのに必要な疲労)×1時間

 一日に作業できる時間は、最大でも8時間までです。1時間の作業で2点疲労します。
 使用回数を増やす場合は、単純に作成時間を等倍してください(最大9倍まで=使用回数9回まで)。
 使用回数が無限のマジックアイテムをつくる場合には、作成時間を10倍したうえで、術者の能力値がどれかひとつ(ランダムで決める)1点低下します。
 所持しているだけで魔力を発揮し続けるアイテムは、作成時間を20倍したうえで、術者の能力値がどれかふたつ(ランダムで決める)1点ずつ低下します。

コンパルソリィ・リストリクション(禁止強制)

・集中:1ラウンド
・疲労:7
・射程:接触
・持続:永続
・範囲:一体
 対象に「〜するな」というような不作為を要求する命令を守らせます。この強制力から逸脱した行動を取ると、その者は、全身を苛む激痛とともに、PS「−1」C値「−/−」の疲労を負います。
 一度の「コンパルソリィ・リストリクション」で強制的に禁止できるのは、ひとつだけです。また、「息をするな」「食事を採るな」「眠るな」というような生命に関わることや、「歩くな」「何も聴くな」「何も見るな」というようなあまりにも基本的な行動を禁じることはできません。「肉を食うな」「歌を聴くな」「女性と目を合わすな」などであれば、可能です。

呪文LV13

エバーラスティング(永続化)

・集中:1ラウンド
・疲労:8
・射程:接触
・持続:完結
・範囲:持続中の呪文ひとつ
 今現在持続中の呪文に対してこの呪文をかければ、持続時間が永続になります。ただし、術者はランダムで能力値を1失います。

邪悪系呪文

呪文LV7

ファティーグ(疲れ)

・集中:1ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:完結
・範囲:1体
 PS「+1」C値「4/−」の疲労を与えます。

ウーンズ(負傷)

・集中:1ラウンド
・疲労:2
・射程:10m
・持続:完結
・範囲:1体
 PS「+1」C値「4/−」の負傷ダメージを与えます。

呪文LV8

ロスト・パラット(味覚喪失)

・集中:3ラウンド
・疲労:1
・射程:接触
・持続:1時間
・範囲:1体
 対象から、味覚・嗅覚を奪います。

ロスト・ヴォイス(声喪失)

・集中:3ラウンド
・疲労:1
・射程:接触
・持続:1時間
・範囲:1体
 対象から、声を奪います。

ロスト・ヒアリング(聴力喪失)

・集中:3ラウンド
・疲労:1
・射程:接触
・持続:1時間
・範囲:1体
 対象から、聴力を奪います。

ロスト・サイト(視力喪失)

・集中:3ラウンド
・疲労:1
・射程:接触
・持続:1時間
・範囲:1体
 対象から、視力を奪います。

呪文LV9

ポイズン(毒)

・集中:2ラウンド
・疲労:3
・射程:接触
・持続:特殊
・範囲:1体
 対象の肉体を、強力な遅効性の致死毒で侵します。
 この呪文の抵抗に失敗すると、毎ラウンドの最後に2点ずつダメージ(負傷扱い)を負います。この毒は死亡するまで続き、「キュア・ポイズン」でしか解毒できません。

ディジーズ(病)

・集中:2ラウンド
・疲労:3
・射程:接触
・持続:特殊
・範囲:1体
 対象の肉体を魔法的な奇病「ダーク・ナイト」で侵します。詳しくは病気の項を参照してください。

呪文LV10

クリエイト・アンデッド(不死者製造)

・集中:6時間
・疲労:特殊
・射程:接触
・持続:完結
・範囲:アンデッド1体
 アンデッドをつくります。術者は、達成ロールを行なって、以下の表を参照してください。
 敵対的なアンデッドは、ただちに術者に襲いかかります。中立のアンデッドは、使役している間、術者が精神を集中していなければなりません(集中を解くと、敵対的なアンデッドと同様の行動を取ります)。友好的なアンデッドは、簡単な命令であれば理解し、術者の手を煩わせることなく任務にあたります。
 召喚した術者が死んでしまうなどすると、アンデッドは直ちに自由に行動するようになります。自由に行動しているアンデッドは、生者への嫉妬と怨念に突き動かされ、無秩序に周囲を徘徊し、生きている者を見つけては襲いかかります。

ロール値反応
12以上敵対的
16以上中立
20以上友好的

アンデッドの種類材料ロール値への修正
スケルトン骸骨
ゾンビ死体
ゾンビ・ウォリアーなるべく損傷の
少ない死体
「生前のLV×1」が
ロール値へのペナルティになります。

アンデッドのサイズ疲労ロール値への修正
体重4kg未満+4
体重20kg未満+2
体重100kg未満+0
体重500kg未満16−2
体重500kg以上32−4

コントロール・アンデッド(不死者支配)

・集中:1ラウンド
・疲労:特殊
・射程:10m
・持続:永続
・範囲:アンデッド1体
 アンデッドを強制的に支配します。中立反応を示しているアンデッドは友好的になり、敵対反応を示しているアンデッドは中立になります。つまり、もし敵対反応を示しているアンデッドを友好的にしようと思えば、コントロール・アンデッドを2回成功させる必要があるということです。
 また、他者の支配下にあるアンデッドから支配権を奪うには、相手の精神魔法スキルLVと自分の精神魔法スキルLVとで比較ロールを行なって勝たなくてはなりません。同値の場合は、便宜上、決着がつくまで振り直します。他者から支配権を奪ったアンデッドは、中立反応を示します。
 この呪文の疲労は、アンデッドのサイズで決まります。

アンデッドのサイズ疲労
体重4kg未満
体重20kg未満
体重100kg未満
体重500kg未満16
体重500kg以上32

呪文LV11

カース(呪い)

・集中:1
・疲労:特殊
・射程:接触
・持続:永続
・範囲:一体
 目標に対して、呪いをかけます。術者が意図する呪いの内容に応じて、GMが必要になる疲労を決めてください。
 また、呪いを解除するための「鍵」を設定すれば、疲労を軽減できます。鍵を複数設定すれば、それらの鍵による疲労の軽減を合算できます。ただし、「ドラゴンと素手で格闘して殺せば解除できる」「1週間続けて空を飛ぶ夢を見続ければ解除できる」などのそもそも達成しうるはずのない条件や、ヒキガエルに変えられたにもかかわらず「あるキーワードを唱えれば解除できる」など論理的に不可能な条件では、疲労を軽減できません。
 疲労はいくら軽減しても0点で済むことはありません。最低でも1点は疲労します。

疲労呪いの例
切っても切っても生えてくる大きなイボが鼻の頭にできる。
どんな些細な嘘もつけなくなり、思ったことがすぐに言葉になる。
10醜い顔に変えられる。
20どのような形であれ他者を傷つけると、同じだけの傷を負う。
30小動物に姿を変えられる。
40通常の方法では醒めることのない眠りにつく。

疲労の軽減「鍵」の例
−1生きているユニコーンに角で触れてもらう。
−1術者以外が知らないランダムなキーワードを唱える。
−3自分から身代わりになってくれる人。
−5処女のキス。
−5「月の夜」などの偶然に耳にしうるキーワードを聞く。
−72回連続でくしゃみをする。
−7「月の夜」など偶然に口にしうるキーワードを唱える。
−10放っておいても1日後には解除される。
他の鍵との重複は不可
−20放っておいても1時間後には解除される。
他の鍵との重複は不可
−30放っておいても1分後には解除される。
他の鍵との重複は不可

サモン・デーモン(悪魔召喚)

・集中:6時間
・疲労:特殊
・射程:接触
・持続:6時間
・範囲:デーモン1体
 デーモンを召喚します。術者は、達成ロールを行なって、以下の表を参照してください。
 敵対的なデーモンは、ただちに術者に襲いかかります。中立のデーモンは、使役されることと引き換えに術者の能力値をランダムで1点要求します(拒否すると、敵対的なデーモンと同様の行動を取ります)。友好的なデーモンは、自分にできる範囲で術者の手を煩わせることなく任務にあたります。
 召喚した術者が死んでしまうと、デーモンは直ちに自由に行動できるようになり、6時間という呪文の拘束時間を過ぎても物質界に留まり続けることができます。そのため、呼び出されたデーモンは、どのような反応を示したとしても、術者を殺したいという欲求を抱いています。

ロール値反応
12以上敵対的
16以上中立
20以上友好的

デーモンのLV疲労ロール値への修正
−0
−1
−2
10−3
15−4
21−5

呪文LV12

コントロール・デーモン(悪魔支配)

・集中:1ラウンド
・疲労:デーモンのLV×2
・射程:10m
・持続:6時間
・範囲:デーモン1体
 デーモンを強制的に支配します。サモン・デーモンによる召喚期限が切れても、コントロール・デーモンの拘束時間が優先されます。
 中立反応を示しているデーモンは友好的になり、敵対反応を示しているデーモンは中立になります。つまり、もし敵対反応を示しているデーモンを友好的にしようと思えば、コントロール・デーモンを2回成功させる必要があるということです。
 また、他者の支配下にあるデーモンから支配権を奪うには、相手の精神魔法スキルLVと自分の精神魔法スキルLVとで比較ロールを行なって勝たなくてはなりません。同値の場合は、便宜上、決着がつくまで振り直します。他者から支配権を奪ったデーモンは、中立反応を示します。

呪文LV13

デーモン・ファミリア(従属する悪魔)

・集中:(デーモンのLV+1)×8ラウンド
・疲労:(デーモンのLV+1)×3
・射程:接触
・持続:永続
・範囲:一体
 デーモンを使い魔とします。抵抗されてしまうと、何の効果も現れません。
 詳細については通常の使い魔に準じてください。ただし、毎朝6時の疲労については、使い魔にしているデーモンのLVと同じだけの「負傷」になります。
 この呪文は、通常の疲労の他に犠牲が要求されます。デーモンのLVによって、必要となる犠牲が変わります。

デーモンのLV犠牲
ネズミやコウモリなどの生命
猫や小型の犬などの生命
馬・牛・羊・豚などの家畜や中型犬・大型犬などの生命
ヒューマノイド(モンスター除く)の生命
縁者(術者の二親等以内)の生命
【信仰】3LV以上の縁者(術者の二親等以内)の生命

呪文LV14

デス(死)

・集中:2ラウンド
・疲労:8
・射程:接触
・持続:完結
・範囲:一体
 抵抗に失敗した生命体を、即座に死に至らせます。

呪文LV15

ビカム・アンデッド(不死者転身)

・集中:6時間
・疲労:8
・射程:接触
・持続:永続
・範囲:一体
 この呪文は、通常の疲労の他に犠牲が要求されます。転身するアンデッドの種類によって、必要となる犠牲が変わります。
 ビカム・アンデッドの影響下にある生命体は、死に至った瞬間にアンデッドと化します。

アンデッドの種類犠牲
ヴァンパイア・ロード処女の生き血13人分
リッチ術者の二親等以内の縁者の生命



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